プロ大工のお願いブログ

〜仕事を楽に楽しく考える〜

大工的パッキン微調整術

昨日の記事は恥ずかしかったですが、色々な分野の方が見てくれてると思うので今後も同様によろしくお願いします。

 

この記事で言うパッキンとは「スペーサー」の事です。

サッシや枠材等、固定する為の隙間調整材。

大工はパッキンと呼ぶ。

(方言ではないようだ)

 

土台敷きでもパッキンが登場します。

本来、機密材自体がパッキンだとか。

 

なので工具にもパッキンがありますね。

 

段ボールをパッキンと呼ぶ人もいますし。

人気ワードランキング、上位だと思います。

 

パッキンある?

何のパッキンだよ?

って具合に。

 

大工はパッキン(スペーサー)はベニヤ、合板を使用します。

最薄は0、6ミリからあるようなのですが普段使用する余材で作り置きをします。最薄で2、5ミリくらい迄じゃ無いでしょうか。

 

(ベニヤ厚2、5ミリと言うと、それは2、7だと言う人いませんか?種類が増えてるんですよー)

 

余談が過ぎましたが、色んな厚さのベニヤ、合板を組み合わせて隙間や高さなどを調整するのですが、最薄ベニヤの範囲内での調整が困難なんです。

 

「難しいよな」「無理だよ」

と言う声を聞くことがあります。

ベニヤの選定で悩んでいる人もいます。

 

そんな貴方、もう大丈夫です(笑)

大工なら皆ーんな持ってる床養生テープ。

ほぼ0、15ミリのパッキンだべ。


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あと「1ミリ弱」だと思えば3回クルクルクルと巻く。

あと「0、5ミリ強」だと思えば2回クルクル巻くといった具合です。

複数のベニヤをまとめる事が出来るのも良い。

 

当然、最薄ベニヤ以下の隙間であれば床養生テープだけを貼り合わせたパッキンも有り。

テープの厚さ以内だったら悩まなくて良い!

 

一つ楽になったね