大工が膝をついて仕事するんじゃねえ
なかなか更新も出来ず、皆んなが楽になる提案が出来ません。
楽になる方法がいっぱいあると思っているんですが。
それに伝え方がやっぱ難しいですね、下手こいてばかり。
でも、まぁいっかの精神でたまには更新をする(笑)
見てくれている一定数の方、ありがとうございますorz
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と、言うことで本題。
反感を買いそうなオコなタイトルですみません。
「大工が膝をついて仕事するんじゃねえ」
、、このような言葉を聞いた事をある方はいますかねー?
僕が小僧だった頃はそう言うお叱りの言葉を聞く事がありました。
膝をつくと言ってもちょっと片膝をつく、と言うのでは無く両膝を床について作業をするなと言う事。
また、これは大工に限らない話しだそうです。
両膝をついて仕事をして良いのはタイル屋さんが土間タイルの施工をする時くらいなものだと。
人それぞれ楽な姿勢で作業をすればいいのですが、
趣味と仕事は別。
仕事は仕上がり具合とスピードが大事です。
膝をつく人とつかない人では明らかに差が出ると言う事。
僕も当時は膝をついて仕事をする光景を見て膝をついてよく出来るよなー??
片膝であっても余計にやり辛い、疲れるだろうに、なんて思っていたものです。
それが40代後半からでしょうか、、。
フロア張りで片膝をつくように、、。
自分でもアチャーと思っていたが、両膝をつくまでが早かった。
今では膝をつかずにフローリング張りを、どの様にしていたかさえ思い出せなくなりました^^;
↓毎度汚い画像をすみません
そう言う訳で、ズボンの膝がビリビリに破れるようになった、、。
このビリビリ具合がズボンの廃棄の基準。
もうちょっと履いてもいい?だめ?(苦笑)
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おまけ:
膝をつかずにフロアを張る方法のプチ小ネタ。
しゃがまずに前屈です。
もちろん両足は開いてもいいし、すこし曲げてもいい。
楽になるかも?
即席!丸鋸ベース幅の定規をつくろう
面材加工術のはなし。
面材加工で厄介な作業がある。
割り切れない角度、ごく僅かに斜めに切断する微調整加工。
「ひかり切断」「自在切断」と呼んでいる。
何故厄介かと言うと「一点もの」になるので速度が上がらないから。
斜め切断であっても角度が決まっていたら直角切断、平行切断同様の加工が出来る。
それが、出来ないのがひかり切断。
例を上げると壁ボード先行で天井ボードを壁にぶつけた時にぴったり合わない事はあるあるです。
特に最終ラインや最後の一枚など。
そんなひかり切断を楽に行うツールがある。
直線カットツール「切り墨定規」が優れていると思う。
↓参考、スパイク付切墨定規
丸鋸ガイドとも言うが、そのネーミングは特定が難しい。
丸鋸に使用する定規は全て丸鋸ガイドだから。
ここでは上の画像の様なツールを「切り墨定規」と呼ぶ。
切り墨定規の名称はtoshikaneさんに教えて頂いた。
マキタが製品化する際に名付けたようだ。
非常に優れた便利なツールです。
意図するマーク、ラインに合わせるだけで切断できる。
これで一件落着!
と言いたいのだけど、手間請け系の大工の世界では、切り墨定規が実用的ではない場面も多い。
一番の理由は刃の出をシビアに浅くしている者にとっては、切り墨定規は高さが変わるので煩わしい。
他には平行を調整する機構が前後にある丸鋸だと平行のセッティングの度に切り墨定規も確認しないといけない、めんどくさ。
複数の丸鋸を使い分ける者にとって機種ごとに切り墨定規を用意するのは工房内作業なら可能であるが、持ち歩くには管理が大変だったり、、。
それらの問題を解消するのが即席で作る丸鋸ベース幅分の定規。
切り墨定規ならぬ、「逃げ墨定規」と呼んでいる。
簡単に説明してみる。
まず逃げ墨定規の作り方。
↑0カット出来ない丸鋸平行定規をベースにカチンと当てて装着する(最重要!)
↓参考
そして挽き割る。
それが「逃げ墨定規」となる。
使い方。
↓中央に直角の墨。
左にあるのが切断したい墨とする。
↓切断したい墨に逃げ墨定規を合わせる。
↓逃げ墨定規にエルアングル等のガイドを合わせる。
↓逃げ墨定規を取り外す。
この状態で切断と言う訳。
※微調整カットの場合は直角や並行を基準線とし、目測で行うのがスマート。
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墨出しの方法で逃げ墨(寄り墨、返り墨)と言うものがある。
逃げ墨定規とは現代大工的な考え方としてはガイド墨。
しかしながら、上記の問題点の様に丸鋸のベースの幅は決まった寸法、思っている寸法では無い可能性も、、。
(ずっと以前の丸鋸はそんな事なかったのに困ったものです)
その場で瞬時で作る丸鋸ベース幅治具
「逃げ墨定規」なら超安心!
加工作業をしていると、
「これ絶対使わないな」と言う余材が必ず出ますよね。
その時に作ってみては?
逃げ墨定規は、メインで1800mm位のが一つあれば良いかと。
その時一緒に作るのが、サブベース部分も含めた逃げ墨定規。
↑「逃げピタ」です。
hideさんのガイド墨定規同様みなさま( `・∀・´)ノヨロシク
僕は2つ作ります。
逃げピタは長距離カットや短距離カットで威力を発揮。
↓使用例
手前と奥に逃げピタを置いてガイドを合わせるだけ。
微妙な切断も簡単です。
逃げ墨定規と逃げピタ、、
ゴミと間違えて捨てないようにね(笑)
これでひかり切断も精度が増しスピーディーに、、。
一つ楽になったね
即席!天井ボード仮受け半役
石膏ボードマンとして参戦した現場では天井ボード施工で仮受け半役を使用しました。
半役とは本役の半分の意味。
人間なら「そこ持ってて」とか「押さえといて」とか一人前の人に頼めない作業を行う為の補助具の事。
(半人前の皆様、一人前の人を使わないようにね、それは非効率だから。)
加齢とともに元気が無いとは言え、普段こう言う事はしません。
ここは他人の現場なのでね、、気を使うしやっぱ楽なので。
その半役の作り方を秘伝とも言えるけど此処に記す。
難しいからよく見てね。
こういう事です↓
適当な木材をぶった切る。
野縁、垂木、ラス下地、、なんでも良い。
天井高よりも15mm~20mm程長くね。
短材ならビス等で繋いで延長です。
次に張る面にちょっと材がはみ出している事に気付かれたと思います。
その部分へ石膏ボードを乗せる。
通常作業ではこんな感じで良いと思うのですよ。
壁面から始める時には、壁に立てかけておくだけ。
その上にボードを乗せます。
使い終わったら材料として使えますし特別にツールを用意する必要は無いかと。
これは棒なんで、チョイうけ君ならぬ、ちょい受け棒。
チョイ棒と命名
製品化するなら「チョイ坊」だな。
誰か買ってくれますか?
天井高を教えて頂けたらカットしてお送りいたします。
送料別、¥5000(税込み)
今ならプロ屁ッショナル大工のサイン入り(苦笑)
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世の中にはヤラセ、嘘が多くあると思っているが、天井石膏ボードなどを受けるツールの使用方法でボードの中央付近に設置しているものが存在する。
いかにも便利そう。
だけど実際には現実的ではない。
中央付近は作業するのに邪魔。
労力と所要時間を考えても端に設置するべきかと。
ボードの中央にテンションポールなりを設置する力と時間があれば次のボードを張れているでしょうね。
一つ楽になったね
ビスピッチバートップ
即席!切り落としビスピッチバー
よく煽り運転が話題になりますよね。
嫌ですよねー
最近元気ないブログ体系の中でプチ話題みたいです^^;
炎上系動画の再生数稼ぎに加担するのは嫌なんですが、それらしき動画を見てみました。(黄色い車が登場する動画です)
僕がいつも思うのは
「追いつかれた車両の義務違反」
これには制限速度で走ってたら譲る必要は無いと言う考えもあります。
ですが、迫ってきた車には急いでる理由があるはずなので、譲ったらどうですかねー?
ハザード点けてちょい減速、脇に寄る。
ちょっとした事です。
僕はこれ、オススメします。
煽るどころか、追い抜く際にありがとうハザードを点けることすらあります。
実際にはその車、信号機で捕まっていて、大体こちらが追いつくのでマウント取った感もあります(苦笑)
つまらない話でしたかね、以上
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最近、オールドマン大工が石膏ボードマンとして応援に行ってきました。
その時に行ったことを記事に。
今回は応急技で説明しますが非常に便利ですよー。
石膏ボードの加工で出る挽割った切り落としにビスピッチを記すと言うもの。
↑見えますか?今回150mmピッチオンリーで記しています。
これを自立させます。
↓今回は上部にこのような措置。
これを使用して石膏ボード施工をします。
利点を少し説明します。
・直張り施工など、中央に立てればセンターラインの墨出しの必要なし。
そのままセンタービス打ちガイドとします。
よってピッチの墨出し作業が不要。
(二枚下の画像参照)
・隅打ちで重なりを防止出来る↓
ビスピッチバーを此の様に配置すると入隅部でビスがボードに半分隠れる事から回避。
・最低必要分だけのビス打ちが出来る↓(最重要!)
それは労力軽減とスピードアップに大きいと実感する。
・綺麗に張っていると錯覚して貰える事がある。
チョークや墨を使用しないビス打ちは一見、美しく見えます。
(墨で手が汚れませんし、ピッチ等のマーキングが無いのでボードも実際に綺麗)
・目が養われる
きちんとしたビスピッチを日頃知っておく事は良いと思います。
普段から正確なピッチを見慣れておく事。
※余談だが、タジマ ピッチライン割付チョークは
100とか150とか表記があるが、100mm、150mmでは無い。
みなさんご存知でした?
(それに関する記事はあるのですが、気が向いたらいつか)
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ビスピッチの割付作業には色々な商品がある。
しかしながら自分好みのモノはまだ無い。
作って頂けない。
ビスピッチバーなるツールもいいですよ。
普段は専用品として自作しているものを使用している。
それは壁石膏ボード作業の使用を目的としているが
天井ボード先行にも、、
壁ボード先行にも両対応!!
メーカーさん良ければ作ってくださいませ。
商品としてはレディメイド製品として、中間部と先端部を作れば良いと思っています。
中間バーになる部分は合板等を挽き割って装着。
↓使用例
この画像ですが、ブログ用に用意しようと思った訳ではない。
思い出して後から撮りました。
点数的には普通。
ブログ的には点数はかなり低いと思います。
でもま、普段こんな感じなので。
同じような事をしている人は知っているのですが、
同じことをしている人を知りません、、良かったら流行らせましょう。
極限さん最近、活動始めたようですね。
余談、、現在自分の現場ではもっと楽で早い方法をやっていますけどね!
機会あればまた。
追記ですが2本使用も便利
一つ楽になったね
大工道具セットを買ってみた
オールドマン大工が大工道具セットを買ってみました。
内容は
・差し金
・金槌
・手鋸
・カンナ
・専用ケース
と非常に盛り沢山です
価格は、なんと¥200(税込)
小学校低学年らしき女の子が3人ワイワイと集っていたんですよ。
全員が購入、キャーキャー言いながら去って行くので何だろう?
と見たら大工道具セット、、。
全く興味無かったのだが、触発されて買ってしまいました。
これ、ハズレが無いのでオススメです♪
でも女の子が何故大工道具を??
大工志望?
DIY女子??
娘の推測ではシルバニアファミリーなど、ミニチュア世界で使用するのでは無いかと、、。
納得。
近年のガチャガチャの商品はどれも出来が良くて楽しめるし夢もあるし感心してしまいますね。
(幼少の頃は10円や20円でお粗末なものでした)
思いついたら即作るというスタンスは学ぶべき所があるかと。
建設現場の小物系ツールなどメーカーも同様に出せば良いのにね。
そう言う考えのある人が出てくれる事を僕は期待していますよ。
何処かが出したらすぐに真似て追随する印象はありますけど、独自に便利なツールを軽い腰で出して欲しいですね。
そうで無いと国産メーカーが無くなりそう。
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お目当てはこっち
大きくてカッコいいでしょう?(12センチ)
非常に精巧でよく出来ています。
腹や顎などいろんな部分が動きます、なんと19箇所。
(本物は死んじゃったしこっちでいいや)
キーボードに埃が被っています^^;
でも未だにタッチタイプ派。
ガチャガチャ専門店、夢コロにて
ガチャピン、この頃が良かったなー
即席!死に節を生き節にする楽々秘技!
去年の1月から某HMにハマっているmayaです。
結構長く付き合いもあり、優良な取引先の一つだったので嬉しいのですが、離れにくくなっちゃって。
木造とは言え、中々癖の強いメーカーなので画像をお見せできないのが悩ましいところです。
だって恥ずかしいもん(苦笑)
あと、優良だと思っていた取引先の一つが破産手続きとなりました。
暫く断っていたので被害は無かったのですが、気をつけないといけませんね。
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節埋めの話し。
これは教えて貰った技なので屁技では無く「秘技」としたい。
非常に使える優れ技だと思っています。
特別な道具や材料など必要無い。
簡単で早く見栄えも良い。
↓死に節の拾い画(参考)
・やり方
死に節に対して適当なドリルで穴を開ける。
ズブズブとね、深さは15mmも有ればよい。
重要なのは節本来の輪郭からはみ出さない事。
抜け節で有れば表面はそのまま。
奥だけを掘る。
その穴へ木工糊を落とし込む。
・材料として
松など出来るだけ赤黒い木材を用意。
もちろん枝でも良い。
30ミリ程に直交切断。
そして冬目の赤黒い部分のみを、薪を割る様に繊維に沿ってノミで割る。
更に繊維に沿って3〜5ミリ程度に裂く(割る)。
↓根太を材料にするとこんな感じ(緑の線の部分を抽出)
それを節穴へ押しくら饅頭状態に束に差し込む。
更に金槌で追加しぎゅうぎゅうに叩き込む。
当然木工糊が飛び出て来るが構わない。
ぐちゃぐちゃに叩き潰す感じで良い。
その後出ている部分を切断、カンナがけ。
気になる節の模様だが当然、年輪状態には為らない。
マダラ模様だ。
それが実物を見ても全く分からない。
よく見たら分かるが出来映えに感心されるだろう。
赤黒い木の繊維の濃淡が一見、年輪と思わせる。
錯視を利用している優れ技。
人は木目を見るのに節はデザインの一部として見ているようです。
通常、節だけを近くで凝視しません。
また節って千差万別なもの。
こう言う節かも?見たいに思われます。
樹脂を充填するよりは遥かに見栄え良い。
節埋め専用ツールを用いても難度が高くて労力の割に報われないですよね。
これは即席で素早く簡単に出来ます。
簡単と言いながら現物をお見せ出来無いのだが、(無いのかよ!)
こう言う方法がある事を伝えておきたい。
知らなかった方、頭の片隅にでも覚えておいて欲しい。
ネット引きこもりのせいもあるが、こう言う説明を動画を含め見た事がないし、リアルでも知っている方を僕は知らない。
興味ある方は是非お試しを。
一つ楽になったね