プロ大工のお願いブログ

〜仕事を楽に楽しく考える〜

屁技!卓上丸鋸でターンベースを回転させない留め加工vol. 1

スライド丸鋸や卓上丸鋸でターンベースを回転させての加工は一点物だと良いが、

量産する仕上げ材の巾木や廻り縁。飾り縁やケーシング。畳寄せ、雑巾ズリ、ヒモ類まで同じ様にターンベースを回転させて加工するとスピーディーでは無いですよね(笑)

 

この記事は寸法切りの直交切断の他、45°の留め切り(加工)もターンベースを回転させず、押すだけで可能にするプロ屁ッショナルな技の紹介です。

 

先ず用意するのは、、

 

↓テレレレッテレー

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↓本当はテッテケテッテッテーらしい?

ドラえもんでお馴染みの「テレレレッテレ~」は勘違い!? なぜみんな間違えて覚えてしまったのか… | ニコニコニュース (nicovideo.jp)

 

↓適当な材料を選び、最初だけ45度に切断します。

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↓クランプします。
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↓加工する材料をセッティング。
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↓レーザーラインを頼りに、寸法切りが出来ますね。

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45度に切断した材料の先端部分だけ、この様な切断された状態になるように。

↓ココが肝心です。
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寸法切りの後、更に「45度切断」をする場合はこの様に材料を、、。
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↓拡大画像です。
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↓切断しました。

45度切断と直交切断の角を利用することで長さの精度は高いです。

※スカート付き巾木でも無問題です。

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斜めに切断された小さい面に材料をピッタリ押し当てる事は慣れです。

ですが、カンナやノミの研ぎだと思えば非常に大きい面だと思います。

卓上丸鋸のフェンスだと思って下さい。

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「斜めフェンス」が有る為に、非常に短い材料の切断が困難になります。

↓その場合は更に適当な材料を利用し、この様にセッティングします。

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↓短い材料の加工も可能!f:id:pro_daiku:20211112212401j:image


これで、成「高さ」が60mmくらいまでの材料であれば、上から押すだけで留め切り加工も可能。

 

留め加工の場合、長さを直交切断してからの留め加工になるので2回切断する事になるが、これは利点だと考えます。

 

ターンベースを回転させる事無くジャンジャン切断出来るのはスピーディーで楽しいです。

 

すごく便利なのに中々理解されないのですよ。

ここを閲覧して下さっている皆さまは分かってくれるかと。

一緒に仕事する人、変な材料がクランプされてるからって

「何のおまじないやねん?」と言って取り外さない様にね(苦笑)

 

 

一つ楽になったね。






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