プロ大工のお願いブログ

〜仕事を楽に楽しく考える〜

即席!現実的な「こくそ」の作り方はこれ

木糞(こくそ)とは木材から作る木工パテ。

ググると「木糞・木屎・刻苧・粉糞」と漢字も多いですね。

広く普及していたからだと推測します。

 

今じゃ馴染みの薄いワードかと。

現場で作る事もあまり無いでしょうし、、。


ここでは僕なりの方法を記事にします。


木糞の原料は、鋸くず、おが粉。

収集するのに胴付き鋸で挽くなどと言うが、現実的でない。


丸鋸でガンガン切断して鋸くずを作れば良い。

ダストバッグ付きだと尚良い。

それを木工糊と言う樹脂と練り合わせるだけ。


でもその様な方法での木糞も現実的じゃ無い気がします。

試してみてガッカリした方は一定数いるのでは?


ツブが大きい。

なので、毛羽立つ。

それ故に、馴染みにくい

扱いにくいなど。


そう言う方は「ふるい」にかけてみて欲しい。

僕は茶こしを使います。

下村企販 茶こし お茶 【日本製】 ステンレス マグカップ 湯呑 お茶出し ストレーナー 32506 ニコシリーズ 燕三条

 


それから木工糊と一緒に練る。

細かいので扱いやすくなり、デリケートなパテも可能。

※市販品には負けますがね(笑)


硬化後、少し暗い色になるのですが原因は

・木工糊が固まると透明と言えど沈んだ色になる事。

・冬目が原料に入っている事。

だと思っています。

 

ツブだった粉塵は冬目の部分が多いと思っていて、ふるいにかける事で除去。

細かくする以外の効果もあると思っています。

 

市販木工パテだと大体はタモとラワンの2種類のみ。

混ぜて調色するのですが大量に使うと高額。

セメダイン 木部補修用 木工パテ ラワン 70g HC-142

 

木糞はリーズナブルで直ぐ出来て同系色。

達成感もあるし面白いと思います。

木ダボの代わりや隙間埋めなど。

DIYなど特にオススメ技です。

 

 

一つ楽になったね