プロ大工のお願いブログ

〜仕事を楽に楽しく考える〜

点検口吊金具での墨壺フックが秀逸!

遊びネタ、けど非常に使えます。

 

↓先ず、点検口吊金具とはこれです。皆様ご存知かと。

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↓このように加工しました。(加工時間5分)

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石膏ボード施工専用での墨壺フックです。

タジマピッチライン割付チョークへ取り付けています。

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↑画像を見て下さい。

ボードの木口に引っ掛かけた状態。

墨打ち後に糸のテンションを開放すると、フックの前方が重いので下に落下する仕掛け。

引っ掛かりが無くなるので、そのままの立ち位置で自動回収出来ると言うわけ。

 

ボード山状態の時や、一枚ずつ作業台へ石膏ボードを置いての作業に適しています。

ボードをひっくり返す時に下のボードが出ていない状態が好ましいです。

 

じゃ下のボードが出ていたら?

下にボードが出ていたら落下しません。

自動回収は出来るのですが、今回は割愛。

 

壁ボードへのビスピッチやラインの墨打ちをする度に

カルコを刺しては抜くの往復動作、、、。

 

それ、しなくて良いのです(笑)

 

墨打ちしたらその場で回収です。

 

スマートでスピーディーですね。

 

↓通常の墨つぼ用、チョークライン用のフックでは出来ません。(参考画像)(テンションを開放しても材料の上に乗ったまま)↓

 

大工的にはフックは馴染みが少ないと思います。

(木が相手ですし、カルコの方が精度が高い)

フックはカルコを使用出来ない材の為にあると思いがち。

カルコが使える場合でも使って良いかと。

 

フックは外れやすいと言う欠点がありますが、自動回収出来ると言う利点にも繋がると思います。

アメリカなどはチョークラインとフックの組み合わせが主流だと思っています。

一つは墨が無い文化であった。

一つは刺すより引っ掛ける。抜きに行くより引っ張って回収する国民性なんじゃ無かろうかと思っています。

はい、個人的感想です(苦笑)

 

地味なフックですが、色々な作業内容にもっと便利に進化する余地があります。

記事は石膏ボードが相手ですが、色んな場面で自動回収できる様に出来ます。

提案する際には宜しくおねがいします。

 

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オマケ画像
↓このフックのほうが馴染んでいます。
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プチ小ネタ

このような場合のマーキングは爪のちょい押しがオススメ!
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maya式フック(仮)

誰か良いネーミングを考えて下さい。

 

墨壺コントロール同様、動画にしたら面白いと思います。

h168さん、皆様、良ければどうぞ(笑)

 

 

一つ楽になったね