プロ大工のお願いブログ

〜仕事を楽に楽しく考える〜

下げ振りと針。違う、そうじゃない

下げ振りは発売当初から余り変化がない道具。

全く変化がない超ロングセラーもあるようだ。

これ、いつから変わってないんだろうか??

それとも変わっているんだろうか?

 

もう人に優しく便利になる事を諦めているのかと思っていたら

新製品も色々と出ているみたい。

 

でも、もうちょっと改良に踏み込んで欲しいです。

きっと皆さんも一緒の気持ちなんじゃ無いかと、、。

 

なので今更ですが提案させて頂きます。

使用者にとって一番肝心な部分を、、。

記事を見て頂けたら分かります。

 

 

まずは現場でどの様に使用されているかの説明をします。

これを見たら、一目瞭然。

 

・下げ振り技として、脚立等を使用せず高所へ取り付ける方法。

 

毎度お見苦しい画像でorz。

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・使用の際にはマグネット部にバールの尾の部分を貼り付け、高所固定位置まで持っていき、針の頭をハンマーで叩き取り付ける。

 

・外す時には下記画像の様にバールで針を抜くです↓

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↑ここが危険だし不便なんだよね。

落下してくる下げ振りをキャッチします。

 

「やれやれだぜ」ってね。

 

この方法は300ミリ~360ミリ程の中バールでの使用であれば、日本人平均身長だと手を伸ばして高さ2500ミリに到達する。ハンマーでの固定も可能。

 

建前時には高さ的に物足りないが十分使える。

尚、造作に入ると非常に使える。

一々脚立を持って来るのはスピーディーでは無いし、無駄にあるのは仕事の進行の妨げになる。

 

なのでとても有効な方法なのだ。

 

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子方大工:「これ、親方も知らなかったっす」

「初めは横着するな、と怒られたっす」

 

若大工:「でも今じゃ普通にやってるね」

 

今日も若大工は愛船で来てくれた。リーダーシップ号だ。

 

若大工:「で、プロ大工さんはどう改良して欲しいんですか?」

 

今日のプロ大工の表情は明るい。

良い朝だ。

 

プロ大工:「高さ3メートルくらい迄、脚立なしで取り付け出来るようにしたい」

「取り外すのも安全に出来るようにしたいね」

「てか、何故そうならないのかが謎」

 

子方大工:「そんな事できるんすか?」

 

プロ大工:「みんな出来ると思ってると思うよ」

(あ、、時間が来ちゃった)

 

「じゃぁ仕事始めるか」

 

今日はお腹の調子が良いようだ。