プロ大工のお願いブログ

〜仕事を楽に楽しく考える〜

坪糸を考えると坪糸では無くなる

おすすめの坪糸、みなさんありますか?

 

僕は無いと思っています。だから買いません。

え?何使ってるの?と思う人もいると思います。

 

水糸です。

参考

 

なんで墨つぼ専用糸がこんなにも使えない糸なんだろうか、、。

と、思いますが仕方ないですね。

吸水性や保湿性、伸縮性を重視しているのでしょう。

 

具体的に墨つぼに使用する糸としての選択としては

 

・「坪糸」←最低だと思っています。

・「坪糸、水糸」←兼用表示ならデフォ糸より良いです。

・「水糸」←これこそが、墨つぼに使う糸なんですよ。

 

素材はナイロンが良いと思いますね。水を吸い、しなやかです。

 

墨含みが良い糸と言うのは綿とか混入されていて弱いと思います。

 

なんとなく真っ直ぐ墨が打てれば良いと言う話ではなくて、、

 

墨を打つ時は、常に基準墨を打つ気持ちで打ちたいと思っているからです。

それには、糸に大きなテンションが必要なのです。

 

よく言うのは切れる寸前まで引っ張れ」

 

坪糸だと切れる寸前まで引っ張ろうとすると、本当に切れそうになると思います。

(笑えません、情けなくなります)。

また、切れる寸前まで引っ張るのに二度も三度も糸を引っ張っての繰り返しが必要だと思います。

 

それでも水糸のテンションには到底及びません。

 

それは風に流され易いと言う事ですし、強く打とうと思うと大きく糸を持ち上げなくてはならず、真っ直ぐな基準となる墨を打つには難しいものがあると思います。

 

水糸だと何度も引っ張っての繰り返しをしなくても、大きなテンションを即座に与える事が出来ると思います。

 

 

なんか、ややこしいですよね。

墨つぼに使う糸が坪糸ではダメだなんて。

 

墨つぼ買いに行ったら関連商品として、近くに坪糸が置かれていますしね。

騙されちゃだめ。坪糸はNO!

 

ただ、水糸なら皆んな有り余るくらい持っているのでは?

なら買わなくて済みますね(笑)

 

↓化学繊維は乾燥が早いので嫌だと言う人はこれです↓

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色遊び~ | 大工かたさんの七転八起 (ameblo.jp

ナイスなアイデアだと思いました。グリセリンは墨つぼのスポンジに垂らせば良いのですが、馴染むのに時間が必要なので、僕は最初から墨液の容器に混入させています。

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ネットで調べたら壺糸って凄い種類が豊富です。

なので僕の知らない優れた壺糸がどう見ても有りそうです。

 

でも、坪糸の購入に敷居が高いのは僕は論外です。

なので今回はイージーに買える商品の中での話しでよろしくお願いします。

 

余談ですが糸の交換をしない人も居ますね。

デフォ糸は弱く直ぐ切れるのでどんどん短くなって行きますが、長さの限界が来たら本体を購入するそうです。

一度、糸の交換をしてみたら良いと思います。

 

楽になりますよ!

 

墨つぼって新製品がよく出るイメージがあります。

レパートリーも多くて結構ドル箱商品なのかな?

と思いますね。

頻繁に墨つぼを購入してくれる層がいてくれるからかも知れませんね。

 

僕も今以上に使える墨つぼのアイデアは持っていますよ。

もちろん、今以上に仕事が楽になる機能つき。

どこか製品化して欲しい。。

 

以上個人的な感想でした。

 

小方大工くんにも伝えたいが、今日は一人で仕事なのでした。

今朝のBGMはこれ↓お互いがんばりましょう


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