プロ大工のお願いブログ

〜仕事を楽に楽しく考える〜

手鋸に学ぶ失敗が少ない墨出しと切断

プロネクストのコスパはすごいね

 

スランプ脱出や楽に仕事をしたい人には良いかも。基本かなと思って実践している事です。

 

「間違いが減り、納まりが良くなる墨出しと加工方法」だと思います。

 

それは実寸に任意に加算減算をして墨出しをしない事。

 

例として、、

・石膏ボードの加工で窓がらみとする。

・中レン窓枠をFLより800ミリ~1800ミリで配置とする。

・ボードの中央に入るとする。

・額縁はケーシング納まりとする。

 

通常の考えとしては、

ケーシングが入るので切断加工は易しい。

 

だが実際には上下左右(四方ぐるり)のクリアランスが一定とは行かず、

大きく空いたり小さく空いたりバラついて難しい。

 

例として一辺に付き3ミリ大きいクリアランスをとる事とする。

今回は上部と下部のみに割愛。

 

FL基準で採寸をすると

額縁下端まで800ミリでクリアランス−3ミリ=797

額縁上端まで1800ミリでクリアランス+3ミリ=1803

 

この時、「800」「797」「1800」「1803」「3」の5つの数字(寸法)が一時的に頭に入っている。これが間違いの種だと思う。

 

そして墨出しをボードの端から797と1803と記す。

これが失敗の種だと思う。

 

何も考えず、額縁までの実寸で墨出しすると「800」と「1800」で頭にある寸法はたったつ。

 

無論そのまま加工するとキツくて納まらない。

なのでクリアランスはカットする際に刃が走る場所を墨線より3ミリずらす(目測)。

 

この時頭の中には3ミリの事しか考えていない。

 


目測と言えど結果的にクリアランスのバラつきが少なくスマートに納まると思う。

寸法間違いも減少すると思う。

 

これで楽になる。

 

※頭と腕が冴えている時は、必要ないです。

 

↑ここまで、つまらなかったか↑

 

子方大工のマカロニが登場

お手伝いに来ている。

 

子方大工:「プロ大工さん、手鋸との繋がりがよく分からないっす」

 

プロ大工:「我ながらそう思った(苦笑)」

 

プロ大工は何やら元気がない様子。

 

そこへ応援に来ている若大工が助け舟。

海とボートが似合うイケメンさん。大学生だそうだ。

 

若大工:「まーまー、シンプルに仕事すれば良いと言う事さ。」

「簡単な計算ってのも間違える事があるし」

「プロ大工さん、そうですよね?」

 

プロ大工:「続きはまた今度な」

「じゃぁ仕事始めるか!」

 

今日は朝から腹の調子が悪いのだ

 

今朝の一曲はこれ、元気出さなきゃ


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