仕上がった現場に侵入する小ネタ
一番近い映画館からMX4Dが無くなりガッカリしているmayaです。
4DXではイマイチなのです。
「呪術廻戦0」が4D解禁となったのをきっかけに知ったのでした。
既に2回見ていますが(苦笑)
因みに一番激しかったMX4D映画は「マーベル」でも「ワイスピ」でも「007」でもありません。
圧倒的な大差をつけて
ブロリー以上の作品をご存知の方がいましたら教えて下さい(笑)
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ここからが本題です。
仕上がった現場へ行かなくてはいけない時がある。
単に行くだけだったり、簡単な作業をする場合の話し。
美装済みなので気を使う。
脚立を使用するなら尚更。
そういった時に
何も用意が出来ないまま、急を要する時の豆知識。
床養生材などの持ち合わせが無いので、
玄関ポーチから上がり框迄のタイル部分にはゴミ袋を敷く。
ゴミ袋はいつでもアリ!
通常そこから先の室内は靴下2重履き。
油分の多い方、1枚では跡が残るからね。
段取りの良い人は車に軍足を積んでるよね。
脚立の足にも履かせる事が出来るし。
(靴下は繰り返し使用した専用スリッパよりも現実的だと思います)
しかし何も無い場合にどうするか?
足を養生すれば良い。
脚立共々ね。
床養生テープならいつでもアリ!
これで痕跡を残す事なく侵入出来る。
この小ネタもアリですよ!(笑)
一つ楽になったね
腰袋のビットポケットを鉛筆ホルダーにする
お風呂で直ぐ頭がくらくらする体質。
長風呂には、飲み物を持ち込んでの入浴が良いと聞き、1日に2回風呂に入っているmayaです。
若干の効果はありますね。
寒がりなのでお風呂は天国です。
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本題です。
腰袋や工具差しにビットやペン用のポケットがある。
たくさんあると嬉しい。
無かったらガッカリ。
その便利なポケットなんですけど、
鉛筆を挿すには向かない。
芯が折れちゃう事が多々あるから。
てか必ず折れるよね。
なので鉛筆キャップを接着剤と一緒に挿す。
これで一件落着。
↓廃棄寸前でやっと出来ました(苦笑)
毎日酷使する部分だから最初にすれば良かった。
こう言った形状のアルミ鉛筆キャップだけど
先細りになっていて実はビットを挿すのにも中々良い。
ビットポケットの延命、ビットの紛失にも役立つ。
一つ楽になったね
大工と道具屋のここだけの話し3
~たまには楽に力を抜きましょう~
ある戸建て現場の朝早く、親方入場。
師弟で仕事をしている。
親方大工:「さっき、道具屋に寄って来た」
手には買い物袋。
小物を少々買って来たようだ。
子方大工:「色々仕入れて来たんすね」
「あ、コンベックスが見えているっす」
親方大工:「今日から土台敷きだからな」
「新入りも来るから買い足した」
子方大工:「もう見えられてるっす」
ここで新入りメンバーがあいさつ、さよこだ。
さよこ:「おはようございます、よろしくお願いします」
なんと新入りは女の子だ。
建築科の学校を今春卒業予定。
大工志望。
さよこは令和にしては古風な名前。
だが文字にしたら全く可愛くない。
「三 四 五」(さよこ)。
何かの術式名のようだ。
親方は履歴書を見た時、女みたいな顔をした男だと思っていた。
この字では読めない。
そもそも人の名前とも思えない。
どう言う訳か、昨今では読めない名前が多いらしい。
キラッキラネーム?
マカロニはかたい表情。
今日現場の朝は浮き足立っている。
親方大工:「じゃぁ仕事始めるか!」
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最初なので新入りに説明をする。
親方大工:「コンベックスを知っとるか?」
さよこ:「はい」
親方は買ってきたコンベを見せた。
大きいのと小さいのがある。
親方大工:「僕たちの仕事はね、普段はこの小さい5、5mを使うの」
「だけど、土台の時とかはこの大きい7、5mも使うよ」
「これはね『4間』と言う長さまで測れるの」
子方大工: (ぼ、僕たち?)
親方大工:「コンベは使った事はある?」
さよこ:「小さい方のは学校で購入したのと同じ位の大きさみたいです」
「使った事あると思います」
、、初々しい。
親方大工:「じゃ、こっちの大きいコンベも使ったことある?」
さよこ:「それは使ったこと無いです」
親方大工:「よし、今日の土台作業ではこれを使うよ」
「先ずは目盛に慣れて貰う為に、このコンベを持って引っ張って見て」
「マカロニは、そこの基礎に爪を引っ掛けて持つ係な」
「さっちゃんは向こうの基礎の端までを測って見て」
子方大工:(さ、さっちゃん!?)
今日朝の親方はいつもと違う。
さよこは長さを測る為にコンベを持って歩き出す。
親方大工:「何ミリだ?」
さよこ:「すみません、まだ測れていません」
「スケールの最後の方がちょっとかたいみたいで、、」
親方大工:「うむ。最後の方は伸ばしにくくなる」
「気にしないで引っ張れば良い」
さよこはコンベックスと何やら格闘している。
綱引きをしているようだ。
さよこ:「すみません、不器用で」
女の子だから力がないのか、、
親方は今後が心配になった。
親方大工:「壊れたりしないから思い切り引っ張れ!」
さよこ:「はいっ!」
さよこは思いっきり引っ張った。
ビヨ〜〜ン!!
さよこ:「すみません」
「な、なんか壊しちゃったみたいです」
親方大工:「はぅっ!?」
(不良品か?あの道具屋、ハズレが多いんだよなぁ)
「マカロニ、直してやってくれ」
子方大工:「これ6、5mのコンベックスっす」
「7mの目盛が無いっす」
親方大工:「な、なんじゃこりゃ〜!」
「6、5mってなんだ?」
「何の為に使うんだ?」
子方大工:「6mまでの定尺材を扱う仕事には7、5mより小さくて便利らしいっす」
キリッとした顔。
初耳である。
小さくて便利?
最近のコンベはガンダムみたいにゴツゴツして巨大化しているでは無いか。
間違って買ったのもそれが原因かも知れない。
さよこ:「あ、私のコンベックス。よく見たら5mでした」
「5、5mじゃ無いですけど使えるでしょうか?」
親方大工:「ご、5メートル!?」
「3、5と5、5と7、5じゃないのか?」
そんなに種類が増えているとは。
親方大工: (道具屋のやつ、、一言教えてくれたら良いのに)
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道具屋:「へっくしょん」(店内にて)
チームボスのこれからが楽しみである。
終
大工用コンベックス。ボディ編
フッカルコの件でシンワから音沙汰が無いmayaです。
面倒くさい奴と思われたか?
皆様も機会あればどんどんお願い宜しくおねがいしますorz
今回はコンベックスのボディの話です。
見間違いの減るコンベックスのカタチが有る。
作業が楽に早くなるカタチがある。
と思っています。
それが昨日の画像。(大雑把ですが)
これは大工用コンベックスと呼べるかもと思っています。
発売された事があるかも知れません。
そのくらい普通の事。
簡単に説明します。
大きく2つ、先ず1つ目。
・テープ(スケール)のロック機能を使って内寸をメモリーロックしたいのです。
(メモリーロック=目盛り固定)
内間寸法を楽に測りたい!
商品的には「尺とり虫」、または「のび助」みたいな機能。
↓「尺取り虫」とはコレの事ですね。
↓または「のび助」
大工は小さめな空間での内間(うちま)の採寸が多い。
トイレ、洗面所、クローゼット、押し入れ、、、。
棚、巾木、雑巾ズリ、ドア枠の敷居、廊下での見切りetc、、。
尺取り虫化出来れば、目盛を読まないので、それが誤測が減る事に直結すると思います。
しかも一発で計測可能。
(※計測はしていないが、要はバカ棒的な用途)
↓作ってみた(どこかで見た覚えが)
↓使用例で言うとこう言う感じですよね。
根太から根太を部屋内と仮定しメモリーロックしました。
↓その後、材料に引っ掛けてコンベックスの最後尾の部分で墨線を引く。
(コストを考え、ボディの形状を利用するのが良いと思いますが、持つ手の感触に違和感があってもいけません。この距離計の様に墨線を引く部分が普段は格納され、必要時のみ出てくると言う機構でも構いません。)
そして2つ目。
・材に引っ掛けて爪ガードで挟んで外寸をメモリーロックしたい。
複数の同じ長さの材を作る時の墨出し作業を簡略化したい。
↓具体的に説明します。
材に爪を引っ掛けて、爪ガードで挟んでの外寸のメモリーロック。
↓そのまま別の材に爪を引っ掛けた状態で爪ガード部でマーキング。
短材などで複数の同寸切断が楽にスピーディーに出来ます。
これも目盛を読まないので誤測が減ると思います。
プロネクストで例えると爪ガードの先端のRが強く先細りなので墨線を書き易くする為に角ばらせる。
爪が取り出せる範囲内で内側にも広がらせる。
と言った事が必要だと思います。
↓画像参照
多用は無いと思いますが、知っていて損の無いテクニックとしてアリかと。
↓色んなカタチが考えられますが、機能としてはそう云うことです。
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精密な計測を保証してくれなくても良いので、この様な使用法が可能なコンベックスを出して欲しいです。
KDSプロネクストでの使用で言うと実用に耐えます。
そうだそうだと思っていた貴方、今こそお願いする時です。
イイね!と思ってくれた方、お願いしてみましょう。
そんなの要らねえよ、と思った方、えぇっそんなぁ〜!
今回ばかりはお願いしますよ(笑)
お願いしますorz
距離計みたいに使えると思いますよ!
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お問い合わせリンク集を利用して貰えたら幸いです。
お問い合わせリンク集 - プロ大工のお願いブログ (hatenablog.com)
僕はKDS、シンワ測定、タジマツール、新潟精機、プロマートにお願いしてみます。
↓テンプレ↓(リンクを貼っても可)
【大工用コンベックスの提案】
コンベックスのロック機構を使い、タジマ「尺とり虫」や、シンワ「のび助」のような内間(うちま)を測る機能を設けてくれませんか?
コンベックスのボディの外寸を利用すれば、内間を一発で測る事が出来ます。
大工作業は、狭い場所での内間の計測が非常に多く作業の軽減になり大いに助かります。
KDSプロネクストでは、テープのロック時のブレもなく実用に耐えます。尚、精密な計測をお願いする訳ではありません。簡易的なもので結構です。
同様に材料の外寸も爪と爪ガードで材料を挟みロックし、同寸での墨出し作業の簡略化を行いたいと思っています。
共に、ボディの形状で可能だと思います。
また2Hの鉛筆でメモ書き出来る機能も併せて大工用コンベックスとしてお考え下さい。
宜しくおねがいします。
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現場付近も楽しむ
大工って弁当派が多いと思っています。
奥さんが作ってくれないと働きに出ない、
なんて人が普通かと。
でも40代ともなるとそうでも無いみたい。
僕も弁当派。
(と、言ってもランチジャーとかだと食べるにも消化にも時間がかかる様になり封印。おにぎりなんですけど)
でも現場ごとに近隣の食事処を一度は行くと言う事をノルマ化しています(笑)
妻が弁当を作らなくて良い日にもなるし。
基本的にうどん、ラーメンですよね。
他職の方達との話題に事欠きません。
また御施主さんに、近くに名店無いですか?
なんて世間話しもコミュニケーションになって良いかと。
(今また急激なコロナ禍になっちゃいましたが)
そんなこんなで、違いの分からない男なんですけど、けっこう語れるくらいにお店を制覇していっていますよ。
現場が変わる度のお楽しみです。
↓うどんでもラーメンでもねえし
無形文化財産尺貫法2
尺貫法にはセンチメートルの良さもある。
10進法だ。
尺を10等分し、尺を10倍化した目盛。
それが尺目コンベックス。
永六輔が残したかったのはその部分もあると思うが、その様な活動が出来る人はもっと広く深い考えがあると思うのだ。
車のネーミングで例える。
日本人には「ペットネーム」が良いと言われて来た。
カローラ、クラウンと呼ぶ方が理解出来る。
エブリイ、ハイエースでも良い。
英字と数字の羅列では伝わらない人が多いと言う事。
長さもそうだと思う。
1820だの455とか言っても多くの人にはピンと来ない、1000でも500でも、、。
親しみが持てない。
そうはならない為にも長さの単位、名前を亡くしたく無かったと思うのだ。
一つでも多く。
もちろん単なる文化継承では無い。
その無形財産は実際に生活を便利に楽にしてくれるからだ。
それと曖昧な表現や伝え方が出来ると言うのが良い。
センチメートルでは長さは数学的に固定され「大体」と言う言葉を足さないといけない。
トラブルの元となる。
いい加減な印象も与えかねない。
長さは?と聞かれ
・「大体2メートルくらい」
・「一間」
と言うのでは両方同じ意味なのだが、大きく違う。
尺貫法が残った事の恩恵は計り知れないほど大きい。
話が脱線したが、「間」の存在が無いスケールしか作らないのはメーカーの罪な気がする。
事実、その中に存在する長さの単位、名前が失われていると感じる。
尺貫法を残してくれた人達を無き者としている気がしてならないのだが。
尺の6倍が「間」でしょ?
という説明は人に優しくない。
そのくらい、知っておいて欲しいと言うのは上から目線であり勝手な言い分であろう。
多くの人は「間」と言う単位、名前を知っている。
しかしながら多くの人は尺目スケールを手にした時に、実際には何処の部分が「間」なの?と、なるものなのだ。
コンベックスを作っている人は目盛の博士みたいな方だと想像する。
だが寸も尺も必要がない人なのかも知れない。
賢い人は数字の羅列で長さを認識出来るから。
僕は大工だけど、尺は直ぐに分かるけど「間」が分からなくなるんですよ。
長くなりましたが、僕の願う大工に優しい目盛と言うものがあります。
要は「間」も感じ取る事の出来る目盛。
「間目」「大工目」と言う感じでしょうか。
間違いが減り、大工仕事に優しい目盛になると思っている。
生活にも密着した長さを感じ取る事が出来るものと思っています。
それは大工以外の方にとっても尺貫法を身近に感じ取る事の出来る目盛。
意外と尺貫法に興味がある人もいると思います。
DIYの方、お子さんにも入門用となる面白い目盛になると思っていますよ。
言い過ぎかも知れません(笑)
機会あればいずれ記事に出来たらと思います。
(それとは別に誤測が減る目盛り、老眼でも見える目盛りも)
出来たら良いなぁ。皆んなが楽になると思いますよ。
直ぐに提案したいのですが、日々の生活もあり中々難しいものがあります。
とにかく一人の建築作業員として「尺貫法」が無くならなくて本当に助かっています。
運動に参加してくれた方々に感謝します。
ありがとう。
(歴史的人物に敬称を付けないように、永六輔さんに対し呼び捨て表記とさせて頂きました)